自由な街で、自由であるために、踊り続ける in NY
New YorkでのTAP活動の様子、皆に役立つ情報なども載せていきたいなー。

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アポロシアターアマチュアナイトⅡ 第5話

ストリート。


ストリートで踊るの最近やってないですねー。

一時期一生懸命やってたんですが。


これはただの俺の勝手な持論なんですが、ストリートで踊ることの魅力の一つは

ストーリーが生まれる事だと思う。


変なヤツが邪魔してきたり、馬鹿にするような言葉を吐き捨てられ、ムカつくことも

あるけど、時にすっげー心があったまるような、ほんわかするようなシチュエーション

に出くわすこともある。


例えば、自分が地下鉄の駅構内で必死に踊って疲れ果て座っていると、ボロボロの

服を着て腰も曲がったホームレスの女性が近づいて来て「チャリン」と25セントを箱に

入れてくれたり、、。


この人にとって25セントというのはどんな貴重なものだろう?と思うと

胸の奥がアツくなってスゲー嬉しかった。


もちろんもう一度彼女を見かけた時は、次は自分の番、と言って1ドルあげた。


そんな小さな物語をもう一つ。



自分はNYに住み始める前、短期でこっちに2回来たことがある。

もう5年半前、2回目の滞在は3ヶ月間。


その間、自分は毎日セントラルパークで練習してた。

スタジオ代も高いから、日本で折りたたみようの板を作ってこっちに郵送して。


そのころは9AVE。56STに住んでたから、コロコロと台車を転がしながら通うのも

苦じゃなかった。


しばらくして練習のためセントラルパークに通うのはあまり効率がよくないとさとった。

さすがNY、観光客が多いからとにかく話しかけてくる。 遠くの方にも写真撮ってる

人がいたり、ビデオとってる人がいたり、、。


それでも一応続けてた。


そんなある日、自分がいつものように踊っていると目の前にお金持ちそうな

黒人夫婦が自分の踊りを見つめているのに気づいた。


しばらくすると行ってしまったが、5分後また現れこう言った。

「キミ上手だねー。 すごくいいよ。 アポロシアターでやってるアマチュアナイトって

知ってる? 劇場まで車で送ってあげるからオーディションのためのサインをしなよ!

絶対出場した方がいいよ!」って。


今思えば、アマチュアナイトというのはこうやってオーディションするわけじゃないって

わかるから、彼らはただ知らなかったのか、もしくは特別なコネがあったのか、、。


自分もその時からいつかは出場したいと思ってたからそう言われて嬉しかったけど、

「いいよ、無理だよ。 自分短期で来てるし、なんか出るまでに時間かかるらしいよ!」

って断った。



まあ上手い言い訳みつけて断ったけど、本当の理由はその時の自分が出場しても

どうにもならないってわかってたから。


気持ちは嬉しかったけど、自分のレベルをきちんとわきまえてたし、

まあタップを知らない人にしてみれば、良く聞こえる部分があるのも知ってた。


とにかくやっても今は無意味だって知ってた。


その夫妻は少し寂しそうに俺に背を向け去っていった。


そして20分後、気づくとまた黒人夫妻が目の前に立っていた。 そして言った。

「ねーー、やっぱきみいいよー。 すごく上手だよ! 今から一緒にサインしに

行こうよ!!俺達が連れて行ってあげるから!!」って何度も何度も誘ってくれた。


俺は必死に断りながらも目頭がアツくなるくらいの感動を覚えた。


そして彼らはまた淋しそうに帰っていった。


自分はどうしようもないくらいアッタカイ気持ちに包まれ、

しばらく彼らの背中を目で追っかけた。


「こんな下手くそな自分にもああやって言ってくれる人がいるんだなー。 

こんな風に言ってもらえたのなんて初めてだなー。」って心底嬉しかった。


たった一人でも自分のことをいいと思ってくれる人がいる、

だから頑張ろうって素直に思えた。 


たった一人でもこの見知らぬ国からやってきた自分に興味を抱き、応援しよう

としてくれる人に出会えた、だからこの先もちょっとやっていけそうな気持ちに

なれた。


たった一人のたった一つの言葉が人間を変える。


それは可能だと思います。


たった一つのストリートでの出会いが、自分に大きな勇気と優しさをくれ、

「いつか絶対あの夫妻に自分の将来を見てもらいたい!」っという気持ちにさせた。


そんなストリートでのちっちゃなストーリー。

きっと一生忘れることはないと思います。


今自分が踊りを続けていられるのもこういった人達の言葉の積み重ね、

支えがあってこそだと思っています。


いつかまた彼らに会ってお礼を言えたらと思っています。




今日はアマチュアナイトの携帯電話でのメールの投票結果がでました。

3人中2番目でした。


無事に次の準決勝「TOP DOG」に駒を進めることができました。

みなさんご協力ありがとうございました!!

次は3月25日水曜日。


お時間がある方は是非遊びに来てください。



ピース、


まさと
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コメント

お元気ですか?本当に人生...いろいろなドラマがありますね。生きてるんだよね...私もmasatoもいろいろな人の分まで生きなきゃね!!また、ゆっくり、今度、美味しいものでも食べて、話そう~
【2009/03/03 21:26】 URL | K'ビート まさえ #-[ 編集]
沢田先生、
コメントありがとうございました!! 
そうですね、色んな人の分までいきなきゃですね。 近々また一緒にご飯食べに行けるの楽しみにしてますよー!

まさと
【2009/03/04 20:24】 URL | まさと #-[ 編集]

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